2023/04/24

お義兄様が世界で1番っ

攻:波瀬崎宏武(緑川光)・波瀬崎允武(野島健児) 受:佐藤利津(羽多野渉)

ストーリー性:★★☆☆☆

エロ:★★★☆☆

ヤンデレハイスペ×2とチョロ受けの、三角関係というよりは3P寄りの濃厚BL。ファミレスの店長として普通に働いていた受けが、突然義弟である双子の実業家攻めコンビから公私ともにいつも一緒にいたいと迫られて、戸惑いながらも結局応えてしまうお話で、BLがファンタジーと言われる理由の一端が見える作品です()。羽多野さんは圧倒的に攻めが多い声優さんですが、受けだとこういうとんでも設定が散見されるので、びっくりするやら面白いやら。

攻め役の緑川さんと野島さんは、双子設定とあって声質を互いに寄せていたのかもしれませんが、性格はそれなりに違うキャラでしたので、ちゃんと利津への好意がそれぞれの温度と方向性で感じられて、可愛らしかったと思います。

受け役の羽多野さんは、本当はこれくらい高い声も出るのよね、というハイトーンの演技で、ヒロイン感全開でした。流されてすごいことをされている割に、ちょこちょこお兄ちゃん風を吹かせているのも個人的にツボでした。

エロシーンは、21ということもあって、そこそこ入っています。双子が子供の陣地争いみたいに、どっちが先に利津にキスするか、挿入するか、フェラしてもらうか等々を争っているのは、馬鹿馬鹿しいのですがちょっと微笑ましいです。羽多野さんの受け喘ぎは、他作品に比べてもサービス多めで嬉しくなります。今からでも受け役を増やしてくださったらもっと嬉しいのに、と思ってしまうのは贅沢なのでしょうね。

2023/04/09

素人ヤンキー♂危機一発!!

攻:織田海斗(高橋広樹) 受:有川竜二(佐藤拓也)

ストーリー性:★★☆☆☆

エロ:★★★★☆

攻めにピンチを救ってもらった礼+借金のカタに、受けがゲイビ出演を迫られるなどというやや古風な(笑)設定を現代風にアレンジした、売れっ子ゲイビ男優×最強ヤンキーのラブコメです。考えるな、感じろ系のシナリオですが、分かりやすいストーリー展開とキャストの熱演のお陰で、気持ちよく聴けるCDに仕上がっています。

攻めは、高橋さんのソフトな声質に合う、やや軽薄な、でも本気で好きになった相手にはとことん一途で優しいキャラでした。息を吐くだけでも色っぽい声での口説き文句や攻め喘ぎは聴き応え十分ですし、竜二をリカちゃんと呼んで独占欲丸出しにする演技も素敵です。

受け役のさとたくさんは、ガラの悪い役柄もお手のものの低い声と演技力で、強いのにちょろいリカちゃんの魅力を最大限に引き出してくださっていました。こんなにエロ重視の作品でも薄っぺらく感じないのは、感情の乗った佐藤さんのモノローグのお陰でもあるはず。

濡れ場はもう、タイトルに恥じないくらい全部エロエロです。基本的にはコメディタッチなのが幸いして、1回目からすごく気持ちよさそうでも違和感なく、ずっと萌えていられます。ヤンキー口調のままアヘるさとたくさん、最高。

脇を固める声優さんも豪華で、特に海斗が所属する会社の社長役の井上和彦さんが印象深すぎました。出番は少なくても記憶にざくざく刻まれるイケボで、ゲイビのタイトル風のトラック名コールはそれだけをリピートするほどの価値があります(笑)。キャストトークでもみなさん和彦さんを絶賛していて面白微笑ましかったです。

2023/04/08

副音声はうるさい十分に

攻:野崎(森川智之) 受:西田(興津和幸)

ストーリー性:★★★☆☆

エロ:★★★★☆

原作の大ファンで、音声化が本当に嬉しかった作品の一つです。しかも帝王森川氏×千の仮面興津氏。同じ会社に勤める上司と部下が、お互い大好きなのに気持ちを告げられず、なりゆきでセフレ関係になってしまい、盛大にすれ違い続けるという、それだけなら普通のオフィスラブものを、「副音声」と称した攻め受け双方の心の声でドラマチックに彩る作品です。漫画でも心の声の賑やかさに笑わされたり泣かされたりでしたが、音声でも表のすんとしたイケボと心の声のはしゃぎっぷりのギャップが最高でした。

攻め役の森川さん、もう……もう、とにかくイケボ。なのに心の声は余裕がなくて、切なくて可愛くて、野崎というキャラがもっと好きになってしまいました。百戦錬磨の森川さんだからこそ、こういう一切の無駄をそぎ落としたBL作品の主役を任されるのだろうな、と感じ入りました。

受け役の興津さん、終始とてもとても愛らしかった。興津さんの受けを聴く機会はあまり多くありませんでしたが、本作のような表面上は駆け引き上手、内心はワンコ、みたいな受けも違和感なかったです。

エロは、フェードするものの各トラックに1回は入っているという原作に忠実な大盛り仕様。攻めも受けも正しくエロくて尊いです。個人的に気に入っているのは、西田が酔っ払っていつもより素直に色々おねだりしてしまうベッドシーン。

キャストトークはメイン二人の仲良しぶりが窺えて楽しいです。作中の台詞に倣って、お互い好き好き言っている(興→森多め)のも萌えポイント。さすがお二人とも、分かってらっしゃるなあ。

コヨーテ

攻:マレーネ(興津和幸) 受:コヨーテ(小野友樹)

ストーリー性:★★★★☆

エロ:★★★☆☆

ヴァラヴォルフと呼ばれる人狼が実在し、影で人間のマフィアと縄張り争いを繰り広げる世界を舞台にした、サスペンスタッチの人外BL。ピアニストのマレーネが、自分が演奏するバーで出会った青年にべた惚れし、なんとか口説き落とそうとしていたところ、その青年が人狼であることを偶然知ってしまい、秘密の関係を始めるものの、マレーネ自身にも公にできない事情があって……という、先が気になるタイプの骨太なストーリーです。

攻めは、複雑な過去と燃えるような情熱を物腰の柔らかさで包み込んでいるキャラを、興津さんが好演。良い意味で芝居がかった演技がお得意な声優さんという印象ですので、こういうファンタジーや異国情緒といった非日常要素が入る作品に向いていらっしゃるのかもしれません。

受け役のおのゆーさんは、低めの声質を活かし、体格も中身も極めてマスキュリンな受けを色っぽく演じ切ってくださっています。仲間想いで、口は悪いけど子供みたいに純粋なところが見え隠れする、かっこ可愛い受けを小野さんの声で聴けて良かったです。

本作品は、サブの登場人物も魅力的なキャラが多いのですが、その中でも帆世雄一さん演じるアレンは素晴らしかった。コヨーテとの関係に理解を示しながらも、主であるマレーネの安全を最優先にする、愛すべき小姑キャラと甘い低音の融合はたまらないですね。

エロシーンの回数はそこまで多くないですが、入ればなかなか濃厚なので個人的には満足です。おのゆーさんのかすれた喘ぎ声は相変わらず最高にセクシー。攻めもお上手な方ですが、やはり受けのときが真骨頂と思ってしまってごめんなさい。

sick -シック-

攻:須藤圭人(鳥海浩輔) 受:岸祥太(村瀬歩) ストーリー性:★★☆☆☆ エロ:★★★★☆ 資産家の家に生まれ、容姿や対人スキルにも恵まれた大学生が、同じゼミのどんくさい院生にちょっかいをかけるうち惹かれてゆき、多少強引に事を運びはするものの最終的には想いを遂げる...