2022/09/26

歌舞伎町バッドトリップ

攻:陽川泉輝(斉藤壮馬) 受:美山徹(白井悠介)

ストーリー性:★★☆☆☆

エロ:★★★★☆

人気モデル×心が読めるホストというキラキライケメン同士のSMもの。原作から入り、最初はいまひとつぴんと来ませんでしたが、読み返すうちになんとなく癖になっていって、とうとう音声にも手を出しました。鳴り物入りだったせいか、期待外れという意見もあるようですが、あまりにもハードなSMよりは、こういう方が個人的には安心して聴けます。

攻めの斉藤さんは、いつもと全く違う役どころで、その挑戦を楽しむ感じです。受けることの多い声優さんですが、穏やかな声の裏にちらつくヤンデレ感はなかなかで、執着攻めなら得意分野になりそうな気がしました。もっと歪んだ攻めキャラも演じてみてほしいです()

受けの白井さんは、流されやすくてちょっとおバカな徹に合わせた軽めの声で、可愛らしかったと思います。ものすごくはまり役かというとそうでもないかもしれませんが、好きな人の性癖を尊重しようと頑張った結果、自分でも少しずつ目覚めていくところの表現はさすが。

エロは当然ながらSM要素の入ったものが散りばめられておりますが、そこまで痛そうな描写も多くなく、普通に楽しめます。イチャ度は特典ミニドラマが一番高かったような。斎藤さんの声での「自分で入れて」という台詞が妙にエロく感じられました、ごちそうさまです。

2022/09/11

僕らの恋と青春のすべて case:01 弓道部の僕ら

攻:伏見霖(佐藤拓也) 受:向井寺千遥(新垣樽助)

ストーリー性:★★★☆☆

エロ:★★★☆☆

高校の弓道部を舞台に、スランプに悩む副部長が、鳴り物入りの新入生の面倒を見ることになり、懐かれてほだされて恋愛関係に発展する、青春全開の爽やかストーリー。オカン気質で、料理も上手な受けが攻めを餌付けしているので、聴いていてちょっとお腹がすくBLでもあります。

攻めの佐藤さんは、掃除洗濯炊事みたいないわゆる忠犬の仕事はあまりしないけれど、とにかく受けに一直線でその周りを離れないワンコキャラが新鮮でした。攻めだとザ・スパダリ!という感じが多い方なので。ただ、濡れ場になると余裕綽々のさとたく節が見え隠れしていました()

受けの新垣さんも、世話焼きキャラのイメージはあまりなかったのですが、柔らかいお声が良妻賢母な感じに合っていたと思います。正直、脚本上は千遥がどこで霖を好きになったかよく分からなかったのですが、新垣さんの愛情たっぷりの演技でまあいいかーとなりました。

エロは、青春ものにしてはがっつり入っていた印象です。特に終盤に入っている本番はなかなか濃厚。お二人とも百戦錬磨すぎるからか、高校生ならではのフレッシュさが前面に出た濡れ場ではなかったような気もしますが、もちろん濡れ場としては成立しています。欲を言えば、エロシーンでも、攻めに不器用なワンコキャラを貫いてもらいたかったように思います(原作・脚本に拠るところが大きいとは理解しておりますが)。

2022/09/10

食べてもおいしくありません

攻:穂高仁(古川慎) 受:日和七生(江口拓也)

ストーリー性:★★★☆☆

エロ:★★★☆☆

最近では珍しくなりつつある、江口拓也さんの受け作品の一つです。世界の9割が鬼である世界の中で、ヒトであることを隠して生きているDKの受けが、角が大きく鬼みの強い鬼である同級生の攻めにヒトだと知られ、そのうえ「甘くて美味しい」と舐めたり噛まれたりしているうちに、妙な気持ちになっていってしまうという軽めのファンタジーBL

攻めの古川さんは、口数の少ない役柄ですが、台詞のある場面では漫才のような掛け合いにも対応していらっしゃって、がつがつしたところはちゃんと高校生っぽくもありました。受けへの気持ちの自覚が遅いキャラですが、適当に放った言葉でも「ちゅき」は聴きごたえあります()。自覚以降は好きを超えるのも尊い。

受けの江口さんは、十八番のやんちゃな男の子キャラに、チョロさを加えて可愛さ増し増し。受け視点の話なので、モノローグが多く、コメディ要素も江口さんの担う割合が多いように思いましたが、安定の面白さです。チョロすぎてすぐ攻めを好きになってしまうところの表現がたまらず、江口さんもっと受けてくださいと切に思います。

エロは、本番という意味では少なめですが、それ以前の捕食行為、つまりキスとペッティングも相当濃厚なので、個人的には満たされました。全体的にコメディタッチなので、エロも笑いが伴うところが好き嫌いを分けるような気がするものの、仲良しね~とほっこりするので、それはそれでありかと。

ジェラテリアスーパーノヴァ

攻:kio政田直規(古川慎) 受:sato/里谷智秋(佐藤拓也)

ストーリー性:★★★★☆

エロ:★★★☆☆

こちらも佐藤拓也さん受けローラーを兼ねていますが、前から気になっていたので聴けてよかった作品です。出会い系掲示板を通じて出会った大学生と社会人が、身体の相性はばっちりだけど、その先に進んでもいいの?駄目なの?と、性愛ありきなのにもだもだするむずきゅんBL。二人が逢瀬の際にいつも寄る年季の入ったジェラート屋さんが、大道具としてなんとも言えぬ雰囲気を醸し出してくれています。

攻めの古川さん、キャストトークでおっしゃっていましたが、なんと初絡みだったそうで。他作品の印象から、こういう年上の(若干遊び人っぽくもある)色気だだ漏れの攻めが主な守備範囲かと勝手に思っていたのですが、本作が原点だったのかもしれませんね。里谷がいじらしいので、政田もっとがんばれよー!と思うシーンもありますが、古川さんの低い美声にごまかされます()

受けのさとたくさんは、はいもう可愛い、100億点!同じく古川さんと絡んだ「ただのクラスメイト~」と並ぶくらい可愛かったです。そして本作の方がキャラとして乙女。高めのトーンの声も無理なく似合っていて、里谷の性格と心情がダイレクトに伝わってきました。どんな感情の機微の表現も朝飯前な佐藤さんが受けだからこそ、単調にならず聴かせる作品になっているような気がしました。

セックス前提で知り合った二人なので、エロは豊富です。相変わらずさとたくさんの受け喘ぎは気持ちが良さそうでお上手なのですが、デフォルトで高めに声を作ってらっしゃるせいか、喘ぎも少し高めで新鮮でした。決して高くなりすぎないところが、ツボを分かってらっしゃる感じです()。古川さんは、初めてなのに言葉攻めも結構あるのですが、余裕ある(風に装っている)大人の男という設定に忠実な演技で、個人的には特に違和感なく楽しんで聴けました。

2022/09/05

新宿ラッキーホール

桧山苦味(三木眞一郎)、サクマ(堀内賢雄)、カタギリ(羽多野渉)、竜(鈴木達央)、レニ(武内健)、斎木(小野友樹)、組長(黒田崇矢)

ストーリー性:★★★★★

エロ:★★★★☆

ゲイビの制作会社を運営する苦味を中心に、ヤクザな世界を交えながら展開する、爛れた大人のあれやこれや。受け攻めも入り乱れますので、乱交オムニバスみたいな心持で聴くのが、精神衛生的には一番いいかもしれないです()。それでも、登場人物ひとりひとりの想いは結構本気なのがまた一興。

主役の苦味を演じる三木さんは、青二才の頃からおじさんになるまでを極めて達者に演じ分けていらっしゃいます。求められれば受け、たまには欲望のままに攻め、その奔放な振る舞いが可愛らしく、ときに痛々しく。作品の世界観にぴったりでした。本命?のサクマとの絡みが秀逸なのは言うまでもなく、カタギリや斉木(+レニの3P)との絡みも慈愛みたいなものが漏れ出ていて胸にしみます。

本作で絡みのある声優さんは、皆さん本当に芸達者で感じ入るばかりなのですが、やはり堀内さんは苦味との出会いを描く「陽当たりの悪い部屋」があるだけ有利でしょうか。頼らざるを得なかった相手に気持ちまで預ける、危うさと甘美さが際立つエピソードです。メインCP以外では、武内さん×小野さんが好みでした。「ハートに火をつけて」の小野さんは、ぼそぼそ系のオタクキャラでしたが、斉藤壮馬さんと組んだ「美しい彼」シリーズ同様、完璧にこなしていらっしゃいました。そこへ攻め込むエセ関西弁の武内さん、無邪気さが最高でした。

題材が題材なのでエロは多めではありますが、決してそれだけではない、柔らかな哀愁と愛情に満ちたBLです。可愛いだけではない何かをお求めの方にお勧めしたいです。

2022/09/04

もみチュパ雄っぱぶ♂タイム

攻:山下猛(小野友樹) 受:島田尚斗(佐藤拓也)

ストーリー性:★★☆☆☆

エロ:★★★★☆

さとたくさん受けローラーの一環で聴いた、大学時代の同級生リーマンものです。イエスマンすぎる性格が仇となって失業した受けが、攻めの(誤解に基づく)口利きによりおっぱぶで働き始め、律儀に通ってくる攻めとだんだんそういう雰囲気になるというコメディ寄りの秀作。タイトルやジャケット絵からはエロ100%のように思われがちですが、なかなかどうしてキャラの感情を大事にした作品です。

攻め役のおのゆーさんは、包容力抜群のエロ優しいキャラを軽やかに演じていらっしゃいました。言葉攻めがちょっとモブおじっぽいのはご愛敬()。割と早い段階から受けに首ったけなのが分かる表現をしてくださっているので、攻めとしてはまったく不穏な要素がなく、安心して聴けました。

受け役のさとたくさんは、チョロ可愛いの一言に尽きます。あんなに雄みのあるイケボなのに、どうしてここまで乙女な役も違和感なく演じられてしまうのでしょう。。山下のことが好きで好きでどうしようもなくて、でも自分では釣り合わないと思い込んでいる切なさがひしひし伝わる演技でした。

エロはというと、おっぱぶがメインの舞台ですので、乳首を吸うシーンは豊富ですし、本番もちゃんと入っていて、お腹いっぱいになります。上記のとおり、おのゆーさんの攻めはちょっとスケベオヤジっぽいところもありますが、お互い大好きなのが分かる幸せなエロシーンに仕上がっています。山下の愛称を呼びながらアヘるさとたくさんの演技は最高としか言いようがないです。

サブCPの竹内良太さん×白井悠介さんもいい味出しており、キャストのファンなら聴いて損はないCDかと思います。

sick -シック-

攻:須藤圭人(鳥海浩輔) 受:岸祥太(村瀬歩) ストーリー性:★★☆☆☆ エロ:★★★★☆ 資産家の家に生まれ、容姿や対人スキルにも恵まれた大学生が、同じゼミのどんくさい院生にちょっかいをかけるうち惹かれてゆき、多少強引に事を運びはするものの最終的には想いを遂げる...