2022/04/23

サンドリヨンの黒い革靴

攻:火神尊(羽多野渉) 受:灰原歩(熊谷健太郎)

ストーリー性:★★★☆☆

エロ:★★★★☆

BLリーディングCDと銘打たれた作品で、通常であれば脚本のト書きに当たる部分も全て声優さんが読み上げる形式となっていました。メイン二人のモノローグが尋常でないほど多いBLCDとでも言いましょうか。優秀なのにちょっとドジっ子な議員秘書・灰原が、満員電車に靴を片方置き去りにしてしまい、それを拾ったうえわざわざ一駅戻って届けてくれた火神(実は警察官でSP)とワンナイトスタンド→仕事がらみで再会してより深い関係に、という割とベタなストーリーです。

攻め役の羽多野さんは、それほど低音の声優さんではないのですが、屈強なSPという設定に合わせてか、かなり低めの声で演じてらっしゃいました。芸達者な方なので特に違和感などはなく、ストイック寄りの男前攻めという感じで安心して聴けました。

受け役の熊谷さんは、相変わらずのキラキラ爽やかボイスなのですが、ちょっとあざといビッチな感じも滲ませてくださっていて、たいそう可愛い仕上がりでした。火神が任務で怪我をしたかもしれないと思って取り乱すシーンはきゅんとします。

エロは受け攻めのモノローグも交えた濃厚な味わい。事細かな状況描写があるため、官能小説の朗読に喘ぎ声をプラスした感じです。最初のエッチなんかは、お互い好みの相手だったから靴の一件を口実に飲みに行って、その勢いのままホテルへなだれ込んだというだけのことがとてつもなく文学的に表現されていて面白かったです()。羽多野さんの攻め喘ぎは格好よく、熊谷さんの受け喘ぎはエロ可愛いので、シュールなまでの文学性に慣れることができれば思い切り楽しめます。

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sick -シック-

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