2022/04/16

熱情の檻で眠れ

攻:王丸総一郎(安元洋貴) 受:伊吹要(羽多野渉)

ストーリー性:★★☆☆☆

エロ:★★★★☆

BLがファンタジーと言われる理由が分かるような気もする、トレンディの香り漂う作品。借金が返せずに身体を売ることになった実業家の美青年と、彼を買ったひねくれ資産家の、薄暗くて暴力的なラブストーリー(でもハッピーエンド)です。

攻め役の安元さん、いつものセクシーな重低音で、影のあるセレブの役柄がお似合いでした。妾腹ゆえ偏見に晒され、肩肘張っているというドラマチックな設定も、安元さんの迫力ある声にかかれば赤子の手をひねるようなもの。いくらストーリーが薄くとも、総一郎が徐々に要を大切に思うようになる様は、声から感じ取れると思いました。

受け役の羽多野さん、重要文化財に認定したいほどの受けです。攻めの横暴さに反発しつつも快感に抗えず、さらには人としても惹かれていってしまうという流れを自然に表現してくださっていると思いますし、モブおじや信頼する先輩枠の男性からも執着される総受けっぷりが板についていました。要が総一郎を好きになる理由が分からないという感想もあるようですが、個人的には、寝顔を見つめていたあのシーンだけで十分なんだろうと理解しました。

エロは多めですし、SM寄りの特殊性癖っぽいものが多いのが本作の特徴かと思います。各エロシーンでの羽多野さんの喘ぎ分けも聴きどころ。無理強いされての快感と、愛情を確かめ合ったあとのセックスでの快感とではまったく違う喘ぎ方をしているので、後者が余計に感慨深いです。なんにせよ、BL作品では攻め役となることが多い羽多野さんの受け技術を堪能するには、最高の部類に入る作品かと思います。最初から最後までばっちこーいしっぱなしで疲れ果てた安元さんの変なテンションが楽しいキャストトークも聴きどころ(笑)。

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sick -シック-

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