攻:八田(小野友樹) 受:モモ(下野紘)
ストーリー性:★★★★
エロ:★★★★☆
はらだ先生原作、世話焼き絶倫攻め×不憫クズ受けの、かさぶたをはぐような痛痒い作品です。最低の環境を生き抜くために飄々と身体を売ってきたモモが、公衆トイレで偶然出会ったオカン気質の八田のもとに転がり込み、愛される幸福というものの味をちろちろ舐めながら覚えてゆく話。八田の前に愛人として付き合っていた須田とのただれきった関係や生い立ちなど、モモの過去はなかなか壮絶です。
攻め役の小野さん、基本的にはピュアで気のいい若者なのですが、性的に興奮すると歯止めが効かなくなるというちょっとした異常性をはらむ役柄が、一癖あるお声に合っていました。モモにべた惚れで、事あるごとに「〇〇するのが可愛くてな」と口に出してしまう、その言い方にきゅんきゅんしました。
受け役の下野さん、あざとさから痛々しさまで、どこをとってもパーフェクトなモモでした。つらいことはへらへらと受け流す主義なのに、八田といるとそうもいかない場面がたびたびあって、不器用ながら少しずつでも変わろうとする様が本当にいじらしいです。出生に関する衝撃の事実を知った後、八田と同衾しつつ、セックスもせずに抱き締められながら号泣するシーンは涙なしには聴けません。
元彼役の安元洋貴さんも、大変いい味を出してくださっています。モモを囲って、縛って、ひどい扱いをすることでしか、愛情も執着も示せなかった可哀想な人なんだと分かるので、憎み切れない悪役です。安元さんの超セクシーな低音が、粘着度の高い役柄を最高の当て馬に昇華してくださっている感じでした。
攻めも受けもセックス大好きな設定のため、エロシーンは豊富です。八田の獣性(笑)のせいで、モモは痛がっていることが多いのですが、なんだかんだ最後は気持ちよさそうなので、二人のエロはどれも後味がいいです。下野さんはビッチ感をにじませたハスキーな喘ぎがとてもお上手ですね。
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